昭和41年6月30日に起きた袴田事件の犯人として逮捕された袴田巌さんが死刑判決後に無実を訴え再審を訴え続けてきました。
逮捕から58年経過した2024年9月26日に無罪の判決がされました。
そもそもなぜ犯人と疑われ逮捕されたのでしょうか?
今回は袴田巌は犯人となぜ疑われた?若い頃の素行と犯罪歴があったからか?についてまとめてみようと思います。
袴田事件の概要
袴田事件は、昭和41年6月30日深夜、旧清水市(現在の静岡市清水区)で発生した、強盗殺人・放火事件である。
被害者は、味噌製造会社の専務一家4人。
致命傷となる傷はほとんどなかったが、被害者は合計40数カ所を刃物で刺され、ガソリン臭のする油をかけられて放火された。
その犯人として袴田巌さんが逮捕された。
40数カ所を刺され放火って
現在でも凄惨な事件だよね。
袴田巌さんは犯人となぜ疑われた?
袴田巌さんが歌がれた原因は事件がおきたすぐ近くの寮に住んでおりアリバイがなく事件直後に左手中指に怪我、押収したパジャマに微量の血液とガソリンが検出されてことを理由に犯人と断定したことです。
袴田巌さんが犯人となぜ疑われたのでしょう。
現場の状況などから会社の内情に詳しく事件発生時に近くの味噌製造工場二回の重量飲料に住みアリバイのなかった袴田巌さんが犯人ではないかと疑い捜査を進めました。
事件直後に袴田巌さんが左手を怪我をしていて押収したパジャマから微量の血液とガソリンが検出されてたことを理由に犯人と断定し逮捕しました。
事件発生から一週間に述べ千人以上の警察官を動員しましたが、手掛かりがつかめずに捜査は難航。
警察は現場や死体の状況などから、会社の内情に詳しい者による犯行との疑いを強め、会社関係者を中心に聞き込み捜査などを進めた結果、袴田巖さん(30)に白羽の矢を立てました。
袴田さんは、当時東海道線線路を隔てて現場のすぐ裏側にあった味噌製造工場二階の従業員寮に住み込んで働いていました。
袴田さんにはアリバイがなかったこと、事件直後左手中指を怪我していたこと、寮から押収された袴田さんのパジャマから微量の血液とガソリンが検出されたことなどを理由に袴田さんを犯人と断定し、同年8月18日に逮捕しました。
https://hakamada-jiken.com/overview/overview_02/
会社の従業員は袴田さん以外、地元の出身で袴田さんは就職をした人物でした。
巨漢で柔道の有段者である専務と格闘できた人物である袴田さんは元プロボクサーだった。
また当時は世の中の雰囲気として「ボクサーなんかやってる奴はどうせロクなもんじゃねえ。クズに決まってる。」みたいな風潮があったそうです。
決め手となるような証拠はなかったのですが、従業員は袴田さんを除いてみな地元の出身、彼はよそ者でした。
また、元プロボクサーであったことから「ボクサーくずれ」とレッテル張りされました。
つまり、村社会の偏見から、犯人に仕立て上げられたと言わざるを得ない状況でした。
引用:https://hakamada-jiken.com/overview/overview_02/
袴田巌さんが若い頃の素行と犯罪歴があったからか?
袴田巌さんが特に素行が悪かったこと・犯罪歴があったこと等の事実はありません。
袴田巌さんが素行が悪かったことや犯罪歴があったなどは調査した限りではありませんでした。
逆に温厚で優しい方でした。
巖は、自動車整備の会社で働きながら19歳でボクシングを始め、静岡県代表になり国体で活躍したんです。それで上京してプロボクサーに。フェザー級で6位までいったけれど、優しい性格が災いしてKOのチャンスでも相手を追い込めなかった。体を壊して引退しました。
引退後は清水市のキャバレーでバーテンダーをし、その後はバーを経営。結婚して一男を授かりましたが、客商売向きの性格じゃないのね。うまくいかず妻にも去られて、清水市の味噌製造会社「こがね味噌」で住み込み従業員として働き出したんです。子どもは実家に預けてね。
逮捕後、袴田さんは無罪を主張していたが警察が袴田さんが犯人とした証拠として
・袴田が勾留期限3日前に、犯行を自白
・袴田さんのパジャマから微量の血液とガソリンが検出されたこと
の2点をあげているが後の裁判で自白の強要と証拠に疑惑が持ち上がりました。
逮捕後連日連夜、猛暑の中で取調べを行い、便器を取調室に持ち込んでトイレにも行かせない状態にしておいて、袴田氏を自白に追い込みました。
袴田氏は9月6日に自白し、9月9日に起訴されましたが、警察の取調べは起訴後にも続き、自白調書は45通にも及びました。
袴田氏の自白の内容は、日替わりで変わり、動機についても当初は専務の奥さんとの肉体関係があったための犯行などと述べていましたが、最終的には、金がほしかったための強盗目的の犯行であるということになっていました。
さらに、当初から犯行着衣とされていたパジャマについても、公判の中で、静岡県警の行った鑑定があてにならず、実際には血痕が付着していたこと自体が疑わしいことが明らかになってきたところ、事件から1年2か月も経過した後に新たな犯行着衣とされるものが工場の味噌樽の中から発見され、検察が自白とは全く異なる犯行着衣に主張を変更するという事態になりました。
事件から1年2か月も経過した後に新たな犯行着衣とされるものが工場の味噌樽の中から発見されましたが後の裁判にて証拠の捏造とされました。
味噌樽から発見された5点の衣類は、ズボンには血痕の付着していない場所であるのにステテコには付着していたり、ステテコには血痕がついていないのにブリーフには付着していたり(同様のことがシャツと下着にも言えます。)など、犯行着衣と考えると非常に不自然な点が多数あります。また、1年2か月以上も8トンもの味噌につかっていたと考えるには、シャツは依然白く、血液は鮮血色であり、非常に不自然です。これについては、弁護団の実験で、1年2か月も味噌につけられていれば、衣類は焦げ茶色に変色し、血液は黒色に変色することが明らかになっています。さらに、ズボンに至っては、袴田氏には小さすぎて、着衣実験では、腿の辺りまでしか上がってきませんでした。
今なら科学的な観点での証拠が重視されるけど
昔はそんなに科学技術が発展してなかったから難しかっのかな?
けど犯人ありきの証拠は駄目だよね。
袴田巌さんに対する世間の反応
ネットでは今回の袴田さんの無罪判決について様々な意見がありました。
それではネットでの意見を見ていきたいと思います。
かなり強引な取り調べが行われた。という話がありますよね。
しかし、ある日殺人犯に仕立て上げられたら堪らないね😩
真犯人は誰だよ。専務の家からお金を盗んで放火して一家4人を惨殺した凶悪犯が、今も野放しか?もう死んでいる可能性も高いと思うが、そんな奴は何か別の犯罪で一度は捕まっているかもしれない。今の技術でデータベースを調べれば、DNAが一致する奴がいるかもしれない。
お姉さんすごい、どれだけの思いでここまでやってきたんだろう…計り知れない🥲
失われた時間は戻らないけれど
袴田家の皆さんが今後どうか救われますように😭
袴田さんの裁判,証拠がねつ造って裁判での判決だけど,これからの県警の動きが気になります。 控訴とかされてしまうのかな?
警察の捏造で長年苦しんできているだけに、無罪判決は当然の結果。
だけど、これまでの人生を返せるわけじゃない💢
「コメントは差し控えます」じゃ済まされない。
誰が責任を取るのか明確にしてほしい。
最近でも冤罪は問題になっていますが当時の警察の取り調べはでっち上げは当たり前だったんだと思います…
警察は真犯人を捕まえなくても犯人を仕立てあげて逮捕すれば満足なんっしょうが冤罪で無罪の人の一生を台無しにした責任はどうするのでしょうね…
この事件の真犯人の逮捕は不可能でしょうね…
35年もの冤罪、辛かった中で認知症を患い、とても苦しい時間でした。無罪になって本当によかった。長い辛い時間は取り戻せない。苦しかった思いをわかって欲しい。
こういう事が明日にでも降りかかってくるかと思うと、とても怖い。
国家権力が一市民を追い詰めるとか恐ろしすぎるよ
追い詰めた人たちの家族は何を語るんだろう
「へぇ、お気の毒」で終わりそうではある
まとめ:袴田巌は犯人となぜ疑われた?若い頃の素行と犯罪歴があったからか?
今回は袴田巌は犯人となぜ疑われた?若い頃の素行と犯罪歴があったからか?についてまとめてみました。
ネットでの意見には真犯人は誰なのか?当時の警察に対する意見・袴田さんに対しての声が多かったですね。
袴田さんがこれからの人生幸せに過ごしていただけるように願っています。
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